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 貝毒とは、主に二枚貝(アサリ、カキなど)が毒を持った植物プランクトンを餌として食べることで体内に毒を蓄積させる現象のことをいいます。
 また、蓄積する毒そのものや、その毒によるヒトの食中毒症状のことを指して貝毒と呼ぶ場合もあります。
 貝毒は古くから発生している自然現象の一つであり、今から200年以上も前の1793年に、カナダで貝毒による中毒事件が発生したという記録が残されています。
 国内では、1948年に愛知県豊橋市で発生した貝毒事件が最初の記録です。

 貝も生きるために餌を食べます。二枚貝は植物プランクトンを餌としていますが、植物プランクトンの中には毒を持った種類がいます。
 そのようなプランクトンを貝毒プランクトンと呼びます。
 海域で貝毒プランクトンが発生すると、二枚貝は必然的に貝毒プランクトンをたくさん食べることになり、徐々に毒を体内に蓄積することで貝が毒化していきます。
 貝毒の原因が植物プランクトンですので、これを餌とするアサリやカキ、ヒオウギ、ムラサキイガイ、ホタテガイなどに代表される二枚貝が毒化する可能性があります。
 その他にも植物プランクトンを餌としている原索動物のホヤ類や節足動物蔓脚類のカメノテ、フジツボなども毒化する可能性はあります。
 ただし、貝毒プランクトンは常に海域で発生しているわけではなく、通常はこれらの生物が毒化していることはないと思って大丈夫です。

 毒によって貝が死んでしまえばヒトの口に入る心配はありませんが、残念ながらどんなたくさんの毒を蓄積しても貝自体が死ぬことはありません

 貝毒はその症状をもとに麻痺性貝毒、下痢性貝毒、神経性貝毒、記憶喪失性貝毒などに分けられます。
 その中で日本国内において発生が問題となっているのは、麻痺性貝毒と下痢性貝毒の二つです。 それぞれ原因となるプランクトンが異なります。
 麻痺性貝毒はアレキサンドリウム属など、下痢性貝毒はディノフィシス属などのプランクトンが原因生物として知られています。

 麻痺性貝毒、下痢性貝毒ともに複数の毒成分が知られています。

 麻痺性貝毒の代表的な毒成分はゴニオトキシンとサキシトキシンです。
 これらは水溶性の神経毒で、高い毒性の成分はフグ毒(テトロドトキシン)に匹敵する毒力をもち、神経筋肉系を強力に麻痺させます。
 下痢性貝毒の代表的な毒成分はオカダ酸とディノフィシストキシンです。
 これらは脂溶性の毒で、下痢などの消化器系の障害を引き起こします。

 いずれの毒成分も熱に強く、煮ても焼いてもなくなることはありません。

 麻痺性貝毒の場合、食後30分で舌、唇、顔面がしびれてきます。
 やがて全身に広がり、重症の場合からだが思うように動かなくなります。
 最悪の場合、12時間以内に呼吸困難などで死亡します。12時間を超えれば回復に向かいます。
 ヒトの致死量は約3000MU(マウスユニット)であることが明らかになっていますが、どんな場合にもこの数値が当てはまるわけではありません。
 下痢性貝毒の場合、下痢症状の他におう吐、吐き気、腹痛が起こります。食後30分から4時間以内に発症し、発熱がないことで他の中毒と区別できます。およそ3日ほどで全快し、死亡例はありません。

 麻痺性貝毒の場合、20グラムのマウスが15分で死亡する毒の量を1MUとしています。
 一方、下痢性貝毒の場合には20グラムのマウスが24時間で死亡する毒の量を1MUとしています。

 貝毒の発生の場合は、水産庁、厚生省および三重県などにより、検査態勢が確立されており、毒化した貝が店先に並ぶことはありませんので安心して下さい。
 また、三重県内では定期的に貝毒の発生状況調査をしており、可食部1グラムあたりの毒量が麻痺性なら4MU,下痢性なら0.05MUを超えると出荷できないことになっています。
 全国の都道府県でも同様のチェックが行われています。
 先に述べたとおり、これらの貝毒は、貝毒プランクトンが発生しない限り貝に蓄積しません。したがって、海域ごとに毒化したり、しなかったりするのです。
 貝毒が発生した海域からは出荷できないので、きちんとした流通経路で販売されている貝は問題はありません。

 毒はプランクトンを食べることによって貝の体内に蓄積されます。したがって貝毒プランクトンが存在しないときには貝毒は発生しません。
 過去の発生状況によると、三重県沿岸では春先から夏にかけて貝毒が発生することが多いようです。

 貝毒は元来貝の体内にあるものではありませんので、貝毒プランクトンが海域からなくなると毒の供給はストップし、後は体内から毒は減っていきます。
 毒がなくなればもちろん貝を食べることができます。

 先に述べたとおり、貝毒の発生の場合は、水産庁、厚生省および三重県などにより、検査態勢が確立されており、毒化した貝が店先に並ぶことはありませんので安心して下さい。
 また、一度規制値を超えた海域の貝は、三重県では連続して3回規制値を下回らなければ出荷できません。
 本来、規制値を下回った貝は食べても差し支えないのですが、同じ海域内でも貝が住んでいた水深や、微妙な場所の違い等で毒化の度合いが異なることが考えられるため、安全を見越して3回連続という厳しい条件を付けています。
 したがって、規制解除になればその海域の貝を食べても問題はありません。
 ただし、潮干狩りや個人的に採取した二枚貝を食べる場合は注意が必要です。

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